ウェットティッシュ検査ラインのNG振り分け制御
ウェットティッシュの生産ライン拡張に伴い、「複数工程で発生するNG品を、最後にまとめて排出したい」というご相談をいただきました。
ロール状の不織布を断裁し、一定の厚みに整えて包装していくこのラインでは、断裁ミスや金属検査など複数の工程でNGが発生します。
これらのNGを最終工程の廃棄ボックスに集約するためには、どの検査で発生したNGなのかを追跡しながら搬送し、正確なタイミングで排出する制御が必要でした。
0.3秒ごとに流れる高速ライン
製品はおよそ0.3秒間隔で次々と流れてくる超高速ライン。わずかな信号遅延でもNG品をはじき損ねるリスクがあるため、各検査工程の結果をリアルタイムで記録し、ライン上の位置と同期させる制御を採用しました。
「裁断ミス」と「金属混入」2つのNGパターンを正確に識別し、それぞれの排出位置へ正確に誘導します。
NG品を一括排出する制御設計
従来は、各検査工程でNG品をその場で下に排出する構造でしたが、ライン延長に伴い排出箇所を1か所に集約する新システムへ変更。
複数の検査工程から送られるNG信号をPLCで統合し、コンマ数秒単位で排出タイミングを制御することで、ラインスピードを落とすことなく正確に分別することが可能となりました。
現場に負担をかけずに制御を刷新
今回は、既存の生産ラインを活かして制御システムを更新しました。
金属検査機や断裁装置など、既存設備の信号を統合制御することで、短納期かつ低コストでのシステム更新を実現。「スピードは落としたくない」「操作感は変たくない」そんな現場の声を最優先に設計しています。
高速ラインでも確実にNG品を追跡・排出できる制御が完成しました。