製造現場の“見える化”を実現する、トレーサビリティシステム

製造現場では、異常が発生したときに装置に起きていた異常や、原因をさかのぼって確認するといった追跡までは難しい場合があります。

そこで当社では、トレーサビリティ(追跡可能性)を強化するデモシステムとして、装置の状態や製品ごとの検査履歴をまとめて一元管理できる生産記録アプリケーションを開発しました。

単にデータを保存するだけでなく、「いつ・どの装置で・どんな異常が起きたか」を時系列で追跡できるのが特徴です。

展示会では、「制御×データ管理×画面設計」を社内で一貫して行える技術力を紹介します。

システム概要

アプリはC#で開発し、装置の動作信号(起動・停止・原点復帰・異常リセット・払出)と連動。以下の情報を自動で記録します。

・検査No、読み取りOK/NG履歴
・エッジ無履歴(エッジ検出できなかった回数)
・状態画像(検査時の画像)
・装置の状態(稼働時間・停止時間・異常停止など)

また、ワークのエッジを検出し、OCR(光学的文字認識)で日付を読み取って仕分けを行う機能も搭載しました。

これにより、「いつ・どの製品に・どんな不具合があったのか」をひと目で確認できます。

技術ポイント

C#によるアプリ開発

開発にはC#を使用。データ処理からUI(画面設計)まで、社内で構築を行いました。

柔軟なデータ保存構造

初期段階はCSV形式でのデータ保存を行なっていましたが、項目が変わるたびに再設計が必要となるため、JSON形式への移行を検討中です。

装置連動によるリアルタイム記録

装置の状態信号をアプリ側に取り組み、稼働・停止・異常の履歴をリアルタイムで蓄積。
制御データと生産履歴が同じ画面で確認できる仕組みを実現しました。

今後の展開

今回のシステムは、制御設計の枠を超えて“データをどう活かすか”を提案できる装置として、今後の展示会で初披露する予定です。

当日は、実際のワーク検査やデータ記録の流れをその場で確認できるように準備を進めています。

トレーサビリティや品質管理に課題をお持ちの方に、新しいヒントを提供できる開発デモです。

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