誤振り分けゼロを実現した、老朽設備のリプレイス

20~30年にわたって稼働していた既設の振り分け装置を、新しいシステムへリプレイスした事例です。

「老朽化が進んでいるため、機械一式を更新したい」とのご相談をいただき、当社では制御ソフトの更新を担当しました。

ラインでは、お菓子が詰められた箱のバーコードを読み取り、出荷先ごとに自動で振り分けを行なっています。従来は誤振り分けが発生することもありましたが、新しい制御ソフトでの導入により誤振り分けがゼロに。読み取りから数メートル離れた位置での振り分けも、正確に追跡できるようになりました。

精度を支える制御設計

誤振り分けをゼロにするために、バーコードの読み取り信号から搬送中の位置情報までを細かく管理し、一つひとつの製品を正確に識別しています。

他社では見落とされがちな、わずかなタイミングのズレも丁寧に補正。こうした制御ロジックの緻密な設計が、誤振り分けゼロという結果を支えています。

安定稼働への調整

初期の試運転では、ワークが密集した際にデータがロストする不具合が発生。原因を徹底的に解析し、データ処理のバッファ設計を見直すことで安定稼働を実現しました。

現在では、読み取りから振り分けまでの一連の動作がスムーズに連動し、長時間運転でも安定した精度を維持しています。

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